このページでは、筆者の20代の頃のうつ病体験談をお伝えします。
「もう一生治らず苦しいままかも…」そんな不安に苦しんでいる方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
この記事を読むことで、「自分も克服して元気になれるかも!」そんな希望を見出すことができると思います。
●このページを読んでわかること
・うつ病発症から克服までのリアルな体験談
●このような方におすすめ
・家族や友人がうつ病で苦しんでいる方
【20代のうつ病体験談】発症したきっかけや家族の反応、通院など克服までの道のりを解説!
私は今は30代なのですが、約10年前の20代の頃にうつ病を体験しました。約3年半の闘病生活だったのですが、それはそれは辛い日々でした…。
しかし!なんとか3年半で薬が切れて再発することなく、今では元気に過ごせています^^
そんな私のうつ病体験談を詳しくお伝えしますので、今まさにうつ病を患い苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
20代でうつ病を発症したきっかけとは?
私の場合は、失恋がトリガーの一つとなりうつ病を発症しました。
精神科の先生に伝えたところ、「よくある話だよ!」なんて言われましたが^^“
恋愛はかなり心のエネルギーを消耗しますし、失恋となれば心の打撃は時に凄まじいものがあります。
さらに、私は当時丁度留学から帰国したばかりでした。
新しい職場でもストレスを抱えていたので、心がかなりの疲労状態だったのではないかと思います。
このように、さまざまな原因が絡み合い、うつ病発症に至ったのです。
病院に行くが薬はもらわず
HSP気質だったので、元々心が疲れやすいタイプでした。
しかし、明らかに心の状態がおかしいのでネットで調べ、自分がうつ病ではないのかと思ったのです。
当時は今ほどうつ病という病気が世の中に受け入れられていなかったため、少々抵抗感を覚えながらも、精神科を受診しました。
結果、私の症状はそこまで重くなさそうなので、薬を飲むか否かは私が自分で決めて良い、という診断結果でした。
薬を飲むことに抵抗があったので、頓服だけいただき病院を後にしました。
現実逃避をしてスピリチュアルの世界にハマりかける
うつ病の症状に心が不安定になることも多く、さまざまな現実を直視するとしんど過ぎて、スピリチュアルの世界にハマりかけた時期もありました。
遠隔でヒーリングしてもらったり、チャクラ?を整えてもらったり。
現実から逃げ出してスピリチュアルな世界に関心を持つと、心が少し楽になった気がしました。
しかし、スピリチュアルな世界は入り込むほどに怪しい部分が目に付き、妙な人たちもたくさん居ることに気づき…
楽になれる部分はあるけれど、ここから抜け出さなきゃもう現実に戻れなくなる、そんな風にも思いました。
なお、スピリチュアルな世界の危険性は以下の記事にまとめましたので、うつ病でしんどくて、スピリチュアルな世界に興味を持ってしまった方はぜひ読んでみてください。
私の当時の体験談についても語らせていただいています。
うつ病で苦しくて、占いに頼りたくなっている方もいるのではないでしょうか。
精神状態が不安定ななか占いをすして悪い結果が出ると、症状が悪化する恐れがありますので、占いには頼らないようにしてくださいね。
また、占いにはさまざまな危険性があります。占いの危険性については以下の記事をチェックしてみてください。
親にうつ病を理解してもらえず家を出ることに
当時実家に暮らしていましたが、家族の八つ当たりや愚痴に耐えれず、少しずつ距離を置くように。
距離を置けば置くほど、家族との関係が悪化していきました。
正直、職場に行く方が病状が安定するくらい、家はうつ病の私にとっては暮らしにくい場でありました。
とうとう、家族との関係がかなり悪化してしまっため、家を出ることに。
家族に理解してもらえないことが苦しくて悲しくて、しにたい気持ちも膨れ上がっていたように思います。
病状も全然良くなっていなかったので、その状態で初めての一人暮らしをするのは、ものすごーくしんどかったです。
しかし、ここで実家を出るという決断を下したことは正解だったと、後で知ることになるのです。
収入や働くことに対する不安で苦しむ日々
初めての一人暮らしで家事が慣れず、しんどい精神を引きずりながら最低限のことをこなし、週末はひたすら寝て心身を休ませることに徹底していました。
契約社員で給与も十数万しかもらえず、いつ働けなくなるかも分からないなかで、心が不安定になることも多々あったように思います。
しかし、考え過ぎると心がより一層不安定になって病状が悪化するので、あまり考えないように努めていました。
うつ病で働くことがしんどい方、体調に合わせて働きたいと考えている方は、以下の記事も読んでみてくださいね。
なお、うつ病で働けずお金に困っている方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください。
うつ病が治ったら英語を使った仕事がしたい...!と思われる方は、オンライン英会話を利用してみてはいかがでしょう。
日本人講師ならうつ病で心が不安定なときでも、あまり緊張せず楽しみながら英語が学べますよ。
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呼吸が苦しくなってきたことから、再度精神科を受診
実家を出たことで家事などやるべきことが増えたのはしんどかったのですが、一人暮らしを開始して心のストレスはかなり解放されていました!
にも関わらず、病状はそこまで改善に向かわず…
ついに、呼吸が苦しくなるという身体症状まで現れてしまいました。
当時、うつ病を発症して約1年半が経過していました。もう自力の限界を感じ、再度精神科を訪問することに。
うつ病ではなく双極性障害という診断結果
家の近くのNクリニックを受診すると、衝撃的な診断結果が下されました。
双極性障害は治らないので一生通院しなければならない。」
と言われたのです。
以下の薬を処方され、
・リチウム
・ラミクタール
半ば放心状態で帰宅。
そして、処方された薬を飲んだら劇的に効いたので、やはり自分は双極性障害なのだと認めざるを得ませんでした。
薬がどんどん増える恐怖
双極性障害であることを認めるのは辛かったのですが、薬が効いて楽になれたのが非常にありがたかったです。
双極性障害である自分を受け入れ、前を向いて生きていこう!
そんな風に考えつつ、薬の効き目にありがたみを感じながら治療を続けていました。
ところが、通院する度に薬の量がどんどん増えいきました。
副作用っぽい症状が見られたことから先生に減らして欲しいと伝えたのですが、寧ろ薬が少ないからだろうと言われ、さらに薬が増量。
少量で効いていたのに、どんどん薬の量が増えて薬漬けになっていくのが恐くなり、病院を変えることにしました。
「なるべく少量の薬で治します!」との診療方針を掲げるクリニックを受診。
すると、「あなたの症状から考えると、双極性障害ではなく普通のうつ病の可能性が高い。」と嬉しい驚きの診断結果だったのです。
「私は神さまじゃないから断定はできないけれど、様子を見つつ薬を減らしていきましょう!」
と笑顔で言ってくださいました。
感じの良いだけでなく、豊富な経験を持ち合わせている先生に一安心し、こちらの病院に通院することを決めたのです。
うつ病を発症して約3年半で薬が切れる
その後、薬を順調に減らしていくことができました。
また、先生に家族になかなか病気について理解してもらえず、一人暮らしをはじめたことを話したら
「それ、正解!!」
なんて言ってもらえました。笑
薬は減っても体調が悪化することもなく、「やはり、あなたの不調はただのうつ病だろう。」なんて先生から慰めの言葉をいただけました。
そして、2つ目のクリニックに半年ほど通院した後、もう通院しなくても良いと言っていただけたのです!
「もう通院しなくても良いけれど、何日も不眠の症状が出た際はまた来てくださいね。」
と、笑顔でやさしく見送ってくださいました。
うつ病は治ったものの心は時折不安定に
薬が切れて通院しなくて良くなくなったものの、時折心が不安定になることが続きました。
気圧の関係でしんどくなったり、精神的な苦痛が続いたら、苦しくなったり。
心が不安定でつらい時は、会社を休むこともありました。
けれど、しんどい期間は大体1週間程度。
楽になるまではなるべく夜早く寝たり、週末は出掛けず最低限の家事だけこなしたりして、過ごすように努めていました。
うつ病が完治して約5年後、ようやくすっかり元気に!
転職に失敗して一時的に不安定になったものの、その後在宅ワークになってからは、心が不安定になることも随分減りました。
コロナウイルスが発生した際は、やはり少し心が揺らぎましたが…^^“
あと!これは不思議な話なのですが、聖書を読もう!と決めた時から心がカチっと固定されたような感覚になったのです。
それ以来ちょっとやそっとでは揺らがない心になれたのですよね。
不思議ですよね^^
【うつ病体験談】まとめ
20代でうつ病を発症し、しにたい気持ちに苛まれたこともしばしばありました。
病状が悪化して働けなくなる恐怖や、生きていくことが辛くてたまらない日々を過ごしていました。
「いつ治るんだろう、もう治らないのかな…」そんな不安に苛まれて、心が揺さぶられて病状が悪化したことも、あったように思います。
しかし!少し時間はかかりましたが、今ではすっかり元気になりました^^
このページでは記載していませんが、うつ病に関する良い本に出会ったり、いろいろな方法を試したりしたおかげでもあるのかも?です。
なお、このサイトでは今後、うつ病に関する情報を配信しています。ぜひ以下の記事もチェックしてみてくださいね。