このページでは、子どものうつ病について詳しく解説しています。
子どもがうつ病の症状や原因、家庭での対応などについてもご紹介しますので、
うつ病のお子さんがいて悩んでいる方、うつ病で苦しんでいる方はぜひ参考にしてみてください。
●このページを読んでわかること
・うつ病が引き起こす体の症状と心の症状
・子どものうつ病の治療法やクリニック選びについて
・子どもがうつ病になった際に、家庭で気を付けたいこと
・子どものうつ病に関する相談先
●このような方におすすめ
・うつ病で苦しんでいる10代の方
・治療をしているにも関わらず、お子さんがご自身のうつ病の症状が改善されない方
- うつ病の子どもが増加傾向に
- 思春期の子どもがうつ病になると、どんな症状が出るの?
- 子どもがうつ病になる原因とは?
- 悪霊が原因でうつ病になることもある!?
- 子どものうつ病の治療方法
- うつ病の子どもに対する家庭での対応
- 子どもが相談できるところ
- うつ病の子どもたちを救おう!
うつ病の子どもが増加傾向に
近年うつ病で苦しむ子どもが増加傾向にあります。
医療従事者の実施した調査結果によると、約10%の子どもたちが強い憂うつ感や、気分が落ち込みやすい状態で苦しんでいることが分かっています。
コロナ禍においても、コロナを恐れたりストレスを感じたりするからでしょうか。
小学生から高校生の子どもたちのなかで、うつ症状のある子どもが増えているそうです。
思春期の子どもがうつ病になると、どんな症状が出るの?
思春期の子どもたちがうつ病になると、どのような症状が出るのでしょうか。
ここでは、子どもたちがうつ病になった際に出る体の症状と、心の症状を解説します。
うつ病による体の症状
うつ病といえば、心の症状のみを思い浮かべる方も多いことでしょう。
しかし、うつ病は体の症状を引き起こすこともあります。
子どもがうつ病を患った場合に表れる体の不調は、以下のとおりです。
・頭痛
・多動
・妄想
・吐き気
・疲労感
・体の痛み
・元気がない
・食欲不振や過食
・不眠や過眠といった睡眠障害 など
うつ病による心の症状
子どものうつ病が原因で現れる心の症状は以下のとおりです。
・憂うつ
・無気力
・焦燥感
・無感動
・悲観的
・怒りっぽい
・集中力がない など。
お子さんが上記の症状を複数呈している場合、うつ病になっている可能性があります。
子どもがうつ病になる原因とは?
なぜ子どもたちがうつ病になってしまうのでしょうか。ここでは、子どもたちのうつ病の原因について解説します。
虐待など問題がある家庭環境
親との関係が原因でうつ病になる子どもがいます。
虐待はもちろんですが、拒絶的に育てられる場合もうつ病の原因となります。
また、両親の不仲が子どもに悪影響を及ぼし、発病のきっかけとなることも。
発達障害
発達障害とは、生まれつき脳の働きに偏りがあることです。
発達障害には、不注意や多動といった注意欠如・多動症(ADHD)や、読み書きに困難がある学習障害(LD)などがあります。
発達障害に似た愛着障害
虐待されて育ったり、親とのスキンシップが不足していたりする場合に、愛着障害となってしまう可能性があります。
うつ病でクリニックに行った際、発達障害と診断された場合は、念のため愛着障害ではないか疑ってみるのがおすすめです。
愛着障害の場合は薬による治療ではなく、心のケアを行うことで回復を目指します。
愛着障害についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
愛着障害とは?大人と子どもの症状の違いや対処方法を解説します。 | atGPしごとLABO
なお、筆者も若い頃発達障害のような症状がありました。
しかし、どうも愛着障害だったようで、心の癒しに取り組むことで無事回復しましたよ!
いじめやSNSでの問題
うつ病の原因の一つとして挙げられるが、いじめです。
学校でのいじめのほか、近年ではLINEなどで起こる問題も子どもたちの心を苦しめています。
勉強や受験のストレス
多くの子どもたちが習い事や塾などに通っていることでしょう。
また、中学や高校、大学への受験を控えている子どもたちは、場合によっては過度なプレッシャーを感じながら勉強を頑張っています。
子どもたちにあまりにもたくさんの課題やプレッシャーを与えれば、それがうつ病の原因となってしまうことがあります。
悲しい体験
両親が離婚したり、家族が亡くなったりするといった喪失体験など、避けては通れないつらい体験が子どものうつ病を引き起こすことがあります。
悪霊が原因でうつ病になることもある!?
実は、悪霊に憑かれることでうつ病になることがあるのです。
・うつ病を引き起こす原因が見当たらない場合や
・長期的に治療しているにも関わらず、回復の兆しが見られない場合は
悪霊が原因となっているのかもしれません。
うつ病の原因が悪霊の場合、どれだけ治療に力を入れても治らないかもしれません。
悪霊に憑かれている=お祓い
と思っている方も多いと思いますが、以下の方法でも悪霊の働きを弱めたり、祓ったりすることができます。
・賛美歌を聞く、歌う
・聖書を読む
・祈る
・祈ってもらう
賛美歌を歌うことが効果的ですが、難しければ家のBGMとして流しておくだけでも効果があると考えられます。
聖書に関しては、子ども用聖書を手渡してあげたり、マンガ聖書を読ませてあげたりするだけでも効果があるかもしれません。
より詳しい情報や、うつ病、その他の病気が治った方の驚きのエピソードは、以下の記事に記載しています。
ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください!
子どものうつ病の治療方法
大人のうつ病の方と同様に、子どもがうつ病になった場合は十分に休ませてあげることが重要です。
軽い運動をさせてあげることでうつ病の回復につながりますが、無理をさせないように注意しましょう。
習い事や塾なども、回復するまでは強制的に行かせない方が良いと思います。
治療に関しては、抗うつ薬と精神療法を組み合わせて治療を行います。
処方される薬に副作用については、ご自身でもしっかり調べるのをおすすめします。
なかには、薬を処方しない、薬の処方は最低限にする方針のクリニックもあります。
子どもに薬を服用させることに抵抗のある方は、そのようなクリニックを探すと良いでしょう。
なお、これは筆者がうつ病の際に体験したことなのですが、クリニックによっては必要以上に薬を処方してくるところも、残念ながら存在します。
そのようなクリニックに出会った際は、他のクリニックを探すのがおすすめです。
筆者も他のクリニックに行き、うつ病を無事完治させることができました。
また、漢方治療を考慮してみても良いでしょう。
うつ病の子どもに対する家庭での対応
子どもにとってストレスやプレッシャーになることは、無理にさせないようにしてください。
また、これはうつ病の大人に対してもそうなのですが、「頑張って」の言葉掛けはNGです。
うつ病は心が疲労している状態なので、頑張ると症状が悪化する可能性があります。
ぜひ「頑張って」の代わりに、「無理しなくて良いからね」とやさしく言ってあげてください。
なお、通院している場合は医師に良いアドバイスを得られる可能性もありますが、医師にいろいろと相談できない場合は、支援機関に相談してみてはいかがでしょうか。
以下の厚生労働省のサイトにこころの相談窓口や、学校に相談する方法などが記載されていますので確認してみてください。
困ったときの相談先|こころもメンテしよう~ご家族・教職員の皆さんへ~|厚生労働省
子どもが相談できるところ
もしこの記事を読んでいるあなたが10代で、心の悩みなどを相談したいと思っている場合、以下のサイトをチェックしてみてください。
心身の不調のほか、家族、友達、先生との関係で苦しんでいる場合、勉強やネットトラブルなどで困っている場合、相談できる窓口が紹介されています。
相談窓口の担当者によっては、もしかするとあまり心に寄り添ってくれない人もいるかもしれません。
それはあなたの問題ではなく担当者の問題なのであまり気にせず、何カ所か相談先に連絡をし納得のいくところを見つけると良いでしょう。
うつ病の子どもたちを救おう!
お子さんがうつ病の可能性がある場合は、症状が落ち着くまで強制的に何かをさせたり、心に負荷となることなどは避けてください。
子どもたちがぬくもりや愛情を感じられる言葉掛け、態度で接することに努めましょう。
悪霊に憑かれていそうな場合は、先ほどご紹介した記事などを参考にしてみてくださいね。