このページでは、元うつ病者である筆者の体験談も交えながら、うつ病の方におすすめのアルバイトをご紹介しています。
後半では、体調不良で働けず、経済的に苦しい方が利用できる制度もお伝えしていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
●このページを読んでわかること
・うつ病の方におすすめのアルバイト
・うつ病の方がアルバイトを探す際、チェックすべきポイント
・アルバイト以外のおすすめの仕事
・経済的に苦しい方が利用できる制度
●このような方におすすめ
・うつ病で仕事を探している方
・うつ病でアルバイトに興味のある方
・うつ病で働けず、収入がなかったり低収入で困っている方
- うつ病で休みたいけど、休み続けると逆に病んでしまう…
- うつ病でもできるアルバイトを5つ紹介!
- うつ病の際アルバイトを選ぶポイントとは?
- バイト以外にうつ病者におすすめの仕事とは?
- うつ病で経済的に困った際に利用できる制度
- うつ病でもできるバイトで気楽に働こう!
うつ病で休みたいけど、休み続けると逆に病んでしまう…
うつ病で心身の不調が回復していないなら、ゆっくり休むことが大切です。
心身が不調のなか働けば、場合によってはより一層体調が悪くなり、結果的に回復までに時間がかかってしまいます。
うつ病になると焦りが出やすくなるので、「なるべく早く社会復帰したい!」と思っている方も多いと思いますが、焦らず治療に専念しましょう。
とはいえ、経済的に頼れる人がおらず自力で生きている方は、長期的に休むことが難しいですよね。
私も誰にも頼れなかったので、あまり十分な休息を取ることができませんでした。
また、休み続けることで不安になり、それが原因で病状が悪化してしまう方もいるかもしれません。
そのような方は、アルバイトで気軽に働くのがおすすめです。
そろそろ再就職活動を行う方も、社会復帰の第一歩としてまずはバイトで働いてみてはいかがでしょうか。
うつ病でもできるアルバイトを5つ紹介!
ここでは、うつ病で治療をしているけれど少しでも稼いで安心したい方、本格的な社会復帰のリハビリをしたい方に向けて、うつ病でもできるバイトをご紹介します!
データ入力など簡単な事務作業
データ入力などの簡単な事務作業なら、パソコンがそこまで得意でなくても取り組みやすいでしょう。
ただ淡々と入力していくだけなので、簡単に行えます。頭もそこまで使わないので、疲れにくいのもメリット。
座り仕事なため、うつ病の治療で体力がなくなってしまっている方でも無理なく働けます。
なお、データ入力などの簡単な事務のお仕事は、短期のバイトでも募集されているので、バイトといえど長期の仕事に不安を覚える方は、短期から試してみてください。
また、あまり人に会いたくない方は在宅ワークで行える事務のバイトを見つけると良いでしょう。
在宅ワークについては後ほど解説します。
試験監督
試験監督のバイトでは、受付、誘導、注意事項などをアナウンス、問題用紙の配布や回収などを行います。
試験監督のバイトも、そこまで体力を使わず働けるのが良いですね。自分のスケジュールに合わせられるのもメリットです。
試験監督のバイトが気になる方は、まずは単発のお仕事から始めてみてはいかがでしょうか。
UberEats (ウーバーイーツ)で配達のバイト
ウーバーイーツのバイトなら、いつでも好きなだけ働けるのが魅力。配達経験がなくとも勤務できるのも良いですね。
ウーバーイーツの配達のバイトをしたい方は、まずはアプリをインストールして登録しましょう。
その後、アプリでオンラインになるとお店から仕事のリクエストが届きますので、自転車や自動車、バイクで食事を運びます。
なお、うつ病に対する治療法として、運動療法と呼ばれる治療法も存在しますので、働きながら適度な運動を行えば、ゆううつな気持ちや不安といった気分を改善されるでしょう。
心身の調子が良い時に働くことで、お金を稼ぎながら病状も回復していくかもしれませんよ♪
ただし、女性が働く場合は時間帯に注意しましょう。朝から夕方ぐらいの間に働くのが良いそうです。
受付
受付のバイトもそこまで体力が要る仕事ではないので、うつ病の方におすすめといえます。
人と接したい方はホテルの受付もおすすめですが、職場によっていろいろと覚えることがあることから、興味のある方は事前に聞いておくと良いでしょう。
私が経験した受付のバイトで最も楽だったのが、住宅展示場のバイトです。そこそこ時給が良いにも関わらず、かなり気楽に働けました。
立ちっぱなしの仕事もあるのですが、運動不足の方には丁度良いでしょう。
その他、フィットネスジム、クリーニング店、イベントなどにおける受付のバイトがあります。
軽作業
倉庫での検品や梱包作業といった軽作業も、うつ病の方におすすめのバイトです。
軽作業の仕事内容は、
・商品を探して運ぶ
・バーコードの読み取り作業
・仕分け
・カタログの封入
・ラベル貼り など
軽作業のバイトでも適度に体を動かして働くことが可能。接客が苦手な方は、軽作業のバイトを行ってみてはいかがでしょうか。
うつ病の際アルバイトを選ぶポイントとは?
ここでは、うつ病の方がバイトを探す際、チェックすべきポイントをご紹介します。
自分がいなくても迷惑がかからない環境か
たとえば、基本的に一人で受付をしなければならない場合、自分が休むと職場に迷惑がかかってしまいます。
そのような環境で働くと、体調を崩した際に休みづらく、また休んだ際にも申し訳ない気持ちになりストレスを感じてしまうでしょう。
そのため、気になる求人が見つかったら、急に休んでも迷惑がかからない環境かを確認しておいてください。
勤務時間
私もそうでしたが、うつ病の方で朝が苦手だったり、朝に体調が優れなかったりする人が多いのではないでしょうか。
そのような方は、朝早くからの仕事ではなく、少し遅い時間から開始するバイトを選んでみましょう。
また、いきなりフルタイムや長時間の労働からスタートするのではなく、できれば4・5時間の短時間労働から始めるのがおすすめです。
シフトの柔軟性
シフトが自由に決められるバイトがあれば、気楽に働けますよ。たとえば、勤務する1週間前に勤務希望日を知らせて勤務日が決定するなど。
私も以前そのようなバイトをしたことがあるのですが、かなりストレスフリーで働くことができました。
バイト探しをする際、比較的自由にシフトを決められる求人があれば、ぜひ興味を持ってみてください。
クレーム対応の有無
接客業のバイトをする場合、クレーム対応があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
あまりにクレームが多い環境だと、体調が悪化しかねませんので、注意してください。
責任が重くないバイトか
責任が重そうな仕事は避けた方がベター。責任が重い仕事だと、プレッシャーやストレスが心に負荷となります。
バイトに応募する際や面接の際に仕事内容をしっかり聞き、責任のない気楽に取り組める仕事かどうか見極めましょう。
バイト以外にうつ病者におすすめの仕事とは?
ここでは、転職活動を行う方に向けて、うつ病の方におすすめの仕事をご紹介します。
簡単な事務
フルタイムでの仕事を探す際も、データ入力や一般事務といった事務の仕事がおすすめです。
いきなり正社員で働くことに不安を覚える方は、派遣や紹介予定派遣といった形態で勤務することも検討してみてはいかがでしょうか。
なお、自力で就職先を見つけることに不安を覚える方は、9割の方達が利用している、就労移行支援サービスを利用すると不安が和らぐでしょう。
紹介予定派遣や就労移行支援サービスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
工場での作業
うつ病であまり人に関わりたくないと思っている方は、工場での仕事がおすすめです。
ルーティンワークの作業なら、そこまで頭を使わないので疲れにくいのがメリット。
在宅ワーク
落ち着けるマイホームで働きたいと思っている方は、在宅ワークを始めてみてはいかがでしょうか。
在宅ワークなら人間関係で苦しむ可能性も少なく、体調不良の際は休みやすいのがメリットです。
上記でご紹介したデータ入力の仕事も在宅ワークで見つけられます。
また、Webデザイナーやプログラミングの専門知識がある方も、在宅ワークでの勤務にチャレンジしてみると良いでしょう。
在宅ワークについては、以下の記事で詳しく説明しています。未経験でも始められる職種も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
うつ病で経済的に困った際に利用できる制度
うつ病で長い間休んでおり、経済的に困っている方もいらっしゃることでしょう。
ここでは、うつ病で働けず経済的に苦しい方が利用できる制度をご紹介します。
うつ病の方が利用できる経済支援制度は以下のとおりです。
・生活保護
・障害年金
・自立支援医療制度
・生活福祉資金
・失業手当
休職中や失業中の方でお金に困っている方は、ぜひご自身が上記の制度を利用できるか確認してみてください。
それぞれの制度に関する詳しい情報は、以下の記事にて詳しく解説しています。
うつ病でもできるバイトで気楽に働こう!
うつ病で働かない状態が苦しい方や、社会復帰へのリハビリをしたい方は、気軽にできるバイトを見つけましょう。
ただし、体調が悪い際は無理は禁物です。無理しない程度に働きつつ心を労わることも忘れないでくださいね。