世界のベストセラーとして知られる聖書。
このページでは、聖書が世界に及ぼす影響として考えられる1週7日制、西暦の基準やクリスマスについて解説します。
●このページを読んでわかること
・1週間7日制は聖書が起源である可能性がある
・紀元前・紀元後の基準はイエス・キリストの誕生年
・クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日
●このような方におすすめ
・聖書が世界にどのような影響力を持つのかが知りたい方
1週間が7日の起源は聖書?
日本だけでなく、世界でも使われているこの1週7日制は、聖書が起源であるという説が存在します。
聖書には 、
・「旧約聖書」:アダムとエバ(イブ)、モーセの十戒、ダビデなどについて書かれた書物
・「新約聖書」:イエス・キリストや終末などについて書かれた書物
がありますが、旧約聖書の創世記第一章に、神さまはこの世界や人間を6日かけて創造し、7日目に休息されたと記載されているのです。
これが起源となり、1週間は7日となったのではないかといわれています。
なお、上記のアダムとエバのエピソードは、漢字の「禁」の語源ではないかと考えられています。
また、アニメのエヴァンゲリオンやワンピースなどにも、アダムとエバをモチーフにした内容が取り入れられています。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
西暦0年はイエス・キリストの誕生年?
私がこの記事を書いている今は西暦2021年です。
今から丁度2021年前の西暦0年あたりが、イエス・キリストの誕生年だといわれています。
紀元後(西暦0年以降:西暦1年~2021年)を「A.D.」、紀元前(西暦0年以前:紀元前10年、20年…)を「B.C.」といいます。
学生時代、世界史の授業でも学んだと思うのですが覚えていますか?^^
このA.D.とB.C.の意味は以下のとおりです。
・A.D….Anno Domini(ラテン語)/意味:キリストの年
・B.C….Before Christ(英語)/意味:キリストの前
「令和」や「平成」などの和暦は日本でのみ使われていますが、西暦は世界中で用いられています。
上記から、聖書は世界中に影響を与えている書物といえるのではないでしょうか。
なお、神学者がイエス・キリストの誕生年を算出したそうですが、その算出方法が間違っていた可能性があるそうです。
そのため、きっかり西暦0年が誕生年であると断定できないという考え方が一般的です。
クリスマスはイエス・キリストの誕生日?
恋人と過ごすロマンチックな日、クリスマスツリーを飾り、クリスマスケーキやチキンを食べる日として知られるクリスマス。
なんとなくこの日をお祝いしている人が大半ではないかと思うのですが、実はクリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日であるといわれています。
そのため、クリスマスはイエス・キリストの誕生日だと認識している方もいるかもしれませんが(そう思ってしまいますよね...)、実は、イエス・キリストの誕生日が12月25日であるといった記載は聖書にはありません。
日本では12月24日のクリスマス・イヴと12月25日のクリスマスにお祝いをしてクリスマス期間はおしまいですが、海外はそうではありません。
カトリック信者が多いメキシコでは、1月6日頃までクリスマス期間です。
さらに、アメリカをはじめとする海外の国々では、クリスマスになると12月20日頃から年末まで「クリスマス休暇」があります。
聖書は今もなお世界に影響を及ぼしている
1週間の7日の起源が聖書である可能性があり、紀元前・紀元後の基準は新約聖書に登場するイエス・キリストの誕生年であることが分かりました。
また、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日であることを知り、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、聖書は今もなお世界、そして私たちに影響を与え続けている不思議な書物なのです。
聖書を読んでみたい!と思われた方は、以下の記事も読んでみてくださいね。
「本格的な聖書は難しそう...」と思う方は、マンガ聖書を読んでみると良いでしょう。
聖書予言や終末については、以下の記事を読んでみてくださいね。